ドコモd car share(dカーシェア)の特徴
国内モバイル最大手のドコモが運営するカーシェア事業がdカーシェアです。dアカウントを持っていれば、専用のスマホアプリで検索・予約・決済がワンストップで行え、企業によるカーシェア、レンタカー、個人間カーシェアが行える点が特徴のサービスです。
なぜドコモがカーシェアなのかという反響も多くありました。もちろん、そこには単なる収益源としてのビジネスというだけではなく、モバイルとモビリティライフの融合がドコモの戦略と言えるでしょう。
モビリティライフの多様化
現在、国内のカーシェア市場は、時間貸し駐車場というアドバンテージを持つタイムズカープラスが圧倒的なシェアを持っていますが、敢えて、そのような市場に参入したのは、ドコモの調査によれば、カーシェアの利用目的は車を運転するというだけではなく、車をスペースとして利用したいという潜在的な利用方法があります。
モビリティライフの多様化は、今後ますますカーシェア市場を拡大させていくでしょう。すでに、dカーシェアは、レンタカーではトヨタレンタカー・オリックスレンタカー・日産レンタカー・ニッポンレンタカーなど6社とASP事業者を介して連携しています。
カーシェアは現在はオリックスカーシェアのみですが、カレコを運営する三井不動産リアルティとも交渉中です。
アプリの使い勝手の良さが特徴
dカーシェアのメリットには、カーシェアリング・レンタカー・マイカーシェアからサービスを選ぶことができ、決済方法がクレジットカード払いに加えて携帯払いやdポイントでの支払いに対応していることがあげられます。
しかし、それ以上のメリットと考えられるのが得意分野であるアプリを介した使い勝手の良さでしょう。dカーシェアが主ターゲットとしているのはアプリを使い慣れているユーザー層で、20~30代のスマホ利用者です。月額基本料金を払ってまで車を利用したいとは考えないが、アプリから簡単に申し込めるのであれば利用しても良いという方にはオススメのサービスです。
dカーシェアではアプリの使い方にはこだわっており、ユーザーがスマホアプリを立ち上げると、位置情報をもとに「あなたの周辺には○○台のクルマがあります」と表示され、「今すぐ乗れる近くのクルマ検索」をタップすると現在地と周辺のレンタカー会社やマイカーシェアオーナーを示す吹き出しが地図上に表示されます。
この吹き出しをタップすると瞬時に決済画面へと移行し、借入可能なクルマのスペックや利用時間に応じた料金をキャッシュレスで支払うことが可能です。個人間のマイカーシェアを利用する場合には、アプリ内のメッセージ機能からスムーズに料金や受け渡し場所などの交渉に移れます。
また、dカーシェアでは自分の愛車を個人間カーシェアとして貸し出しが可能です。愛車を使っていない時間にdカーシェアを通じて借りたい人へシェアすることで維持費を節約することができます。クルマは使っていなくても毎月の駐車場代や自動車税、車検代などかかってくるので、使っていない間にお金になると嬉しいですね。
うまくマイカーシェアを活用することにより新しいクルマの購入資金にを作ることが出来る可能性があります。アピールの仕方によって変わってきますが、上手な方は月2万円~5万円程度稼げているようです。近所に大手カーシェア会社が存在していないのならば、リピーターをうまくつかめるかもしれないですね。
dカーシェアはコールセンターが24時間365日サポートしていますので、トラブル発生時にも人が対応してくれるのは安心です。また、シェア中は東京海上日動の1日自動車保険に必ず加入することになっています。対人・対物は無制限で保証されており、人身傷害も加入済みなので安心してクルマを貸すことができます。
直接現金のやり取りをすることがなくドコモ払いかクレジット決済で行うので支払いトラブルも発生しません。マイカーシェア利用前にクレジット決済されているので安心です。入会にあたってはドコモで審査を行っており、入会後も利用規約や注意事項の違反すると利用停止となりますので悪質なドライバーは排除する仕組みもしっかりしています。
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まとめ
2025年を目標とする政府の完全自動運転化を見据え、ますますカーシェアが身近になってゆくものと思われます。ドコモはカーシェア事業者2位以下と、大手レンタカー会社をdカーシェアで一気に束ね、かつドコモの強靭な顧客層をベースに単一プラットフォームでを用いてアプローチする方法で、シェア7割を誇るタイムズカーシェアにとっては脅威となるでしょう。どんどん進化して便利になってゆくと思われるドコモのdカーシェア、ぜひあなたも使ってみてくださいね。