前から噂には聞いてたけど、検索してもなかなか辿り着けなかったレース。
それがDemolition derby(デモリッションダービー)。
快晴のPerris。LAから2時間弱、距離にして80マイルほど。
デモリッションダービーっていう言葉を知らなかったのが原因なんだけど、
ダービーって聞いても競馬しか思い浮かばなくて、すぐにはピンと来なかった。
デモリション・ダービーWikiによると、
デモリション・ダービーとは、主にアメリカ合衆国で行われるモータースポーツの一種であり、アメリカ合衆国の州内の郡農産物品評会や祭で行われる事が多い。ルールはそれぞれのイベント事に異なるが、一般的なデモリション・ダービーは、閉鎖されたダートのグラウンド内で行われ、1競技につき最低でも5台以上の車両が参加し、周回数や走行速度など何らかの走行内容を競うのではなく、意図的に自分の車両を相手に衝突させて他車を破壊する事を目的とし、他の全ての車両が自走不能となった段階で最後まで動き続けている車両のドライバーが優勝となる。デモリション・ダービーは日本語で直訳すると解体ダービーであり、文字通り自分以外の他車全てをスクラップにした者が勝利するという訳である。
とのこと。
イギリスなど英語圏で行われるオーバルトラックで行われる周回レースをバンガー・レーシングと呼び、
オランダではダートオーバルトラックで行われるものをオート・ロデオと呼ぶんだって。
ゲートオープンは16時。10分前くらいから行列ができ始めた。
入場料は15ドル。安い!!
気をつけなきゃいけないのは、草レースはだいたいCASH ONLYな件。
中の屋台はクレジットカードでOKなんだけど、入場料はだいたい現金だねー。
たいてい脇にATMが設置されてるんだけで、だいたい行列できてるよー。
出場選手の紹介バナー。
まずはBeerとチキンバーガーで腹を満たす!
先日のNASCAR観戦したIrwindaleよりも高めの値段。
アメリカのこういう興業って夜におこなわれることが多いので、
仕事終わってから家族みんなで晩飯がてら観戦しに来るパターンが多いよね。
悪そうなやつが作ってるBAD BURGER!!
レーススタート前には恒例の、選手やレーシングカーとのふれあいタイム。
ただでさえ雨が降らないLAだけど、この辺りは砂漠に近いのでもっとカラカラ!
なので、常に散水車がコースに水をまいてた。
グランドスタンドからの眺め。
17時すぎはまだガラガラだったけど、19時のレーススタートには満席に!
熱狂的なオバサン。
全身Tattooはいってるし、シャツのあちこちに選手のサイン。
レーススタート前にはハーレーベテランクラブのパレード&国歌斉唱。
この日に行われたのは主に以下のレース。
Demo Cross, Figure 8’s, Figure 8 Trailer Racing and Formula-X Autocross & CrossKarts
これがDemo Cross。
たぶんバイクのエンジンなんだろうな、ピーキーな吹け上りが心地いい。
でも、ダートなので音のわりには前に進まないのが笑えたw
一番面白かったのが、Figure 8’s, Figure 8 Trailer Racing というやつで、
オーバルコースの内側にある八の字のダートトラックをひたすら回るやつ。
八の字の真ん中は交差点になっており、そこを猛スピードで突っ切る!
度胸試し、運試しに近いよね(笑)
消防車などのオフィシャルカーがコースインしてる時は、全車その場で停車w
ぎりぎりセーフで両車が通過できたら落胆の歓声が唸り、
盛大にぶつかれば歓喜の雄たけびwww
壊れて動けなくなったマシンはオフィシャルカーが後ろからぶつけながら押し出し。
すげーーー雑だよw
これだけでもバカっぽいのに、後ろに台車を牽引して走るレースもありw
そして、最後は外周オーバルを使った障害物レース。
ところどころに廃船になったヨットやジェットスキーを配置。
それをよけたりぶつけて他車の走行ラインを妨害しながらレース!
クーラーボックスを載せながら走ってるよw
中には優勝した時のためのシャンパンでも入ってるのかな?
TVじゃ放映されないようなこういう草レースって最高だなー!
トレーラーヘッドのレースとか、キャンピングカーのレースもあるらしいので、
まだまだ草レースの世界は深い!!!
今回のレースでの教訓・・・日が暮れるととにかく寒い!
普通のジャケットだけだと物足りないなー。
車の中に毛布を取りに行こうと思いきや、なんと再入場不可!!!
いったん出たらまた入場券を買わないといけないんだと。
なので、物販コーナーのトレーナーやジャケットが飛ぶように売れてたw
薄着で来ちゃったうっかりモノに金を使わせる作戦か・・・。
おかげで数日ほど風邪ひいて寝込むことになったのだ( ;∀;)
でも、ぜひまた観にいきたいレースだったことは間違いなし!