交通事故で被害者が過失なし・10対0の過失割合なら

交通事故で被害者が過失なし・10対0の過失割合なら

交通事故の被害者になってしまったら、しなければならないことをまとめます。そして、もし被害者側に落ち度がないケース(過失割合10対0のケース)で、賠償金を問題なく受け取るためには、どうすれば良いか考察します。

交通事故の被害者になったらするべきこと

交通事故の被害者になってしまったら、加害者の連絡先を聞いたり、警察に連絡をして事故証明をしてもらうことが重要です。加害者が加入する任意保険会社の担当者と、示談金や賠償金の額の交渉になった場合に、過失割合が検討の対象となるため、状況が明確に記録されている必要があるからです。また、むち打ち等のように体調の変化やダメージが、数日経過してから出てくる場合もあり、事故との因果関係を証明する必要があります。医師の診断書を得る必要もあります。また示談交渉を有利に進めるためには、弁護士に依頼することも必要となるでしょう。

過失割合10対0の場合に注意すべきこと

示談金の額は、過失割合によって決まりますので、保険会社との交渉の際に提示される条件を慎重に検討する必要があります。保険会社の担当者は、自己処理のプロですので、自社に有利な条件で交渉してくるのが前提となります。もし、通知された内容に不服がないということであれば、それで示談金や慰謝料の額が確定してしまいますので注意が必要です。もし、被害者側に全く落ち度がなく、過失割合が10対0となりますが、保険会社の担当者の言いなりなっていると、慰謝料を受け取れなくなってしまうかもしれません。本来、受け取ることができる慰謝料ですので、正しい手続きを行なうことが大切です。そのためには、法律のプロである弁護士の力を借りると良いでしょう。

被害者に過失がゼロとなる事例を知っておきましょう

過失割合は、被害者と加害者の双方が納得してしまえば、それで確定していまします。被害者に過失が無い場合 に、一部でも過失が認定されてしまっては困ります。相手方の抗弁に言いなりならないためにも、過失が全くない事例を知っておくことが重要です。法定速度を守り走行、ルール違反もない状態で追突されたようなケースや、対向車がセンターラインをはみ出して衝突したような場合は、追突された側は過失ゼロとなりまさす。誰が見ても加害者側の責任がはるかに大きい場合は、過失ゼロと主張することができます。加害者側が認めない場合は、裁判で決着をつけることになりますので、弁護士と相談の上で手続きを進めることになります。

まとめ

交通事故の被害者になってしまったら、加害者の連絡先を控え、警察に事故証明を発行してもらいます。被害者側に過失がない場合は、過失割合が10対0となります。任意保険の担当者と交渉する場合は、確実に賠償金を受け取ることができるように、弁護士と相談することが望ましいと言えます。

比較ページへのリンク画像