交通事故のケガの種類を把握しましょう

交通事故のケガの種類を把握しましょう

交通事故は突然やってくるトラブルであり、当事者になると、まさか自分が被害者になるとはと、ビックリするかもしれません。相手方との示談交渉や、賠償金の算定のためには、ケガの程度を把握する必要がありますが、冷静に対処するためには、その種類を知っておくと良いでしょう。ここでは、ケガの種類と特長、及び注意すべきポイントをまとめていきます。

むち打ちはしばらく経ってから起きる

交通事故の被害者となったときに、多いのがむち打ちです。正式には頚椎捻挫と診断される ことになり、診断書にはこの名称が記入されます。首に強い衝撃が加わることで、頚部や首の痛み、もしくはしびれ等の症状が起きます。酷いときには、吐き気や倦怠感などを伴いますので、日常生活に差し支えるケースもあります。事故直後では、自覚症状がなく問題ないように感じる場合がありますので、この点は注意したいところです。数日経過してから、発症する場合もあるからです。入院や通院が必要なり、慰謝料を加害者に請求するためには、事故直後の診断書が必要です。自覚症状がない状態であっても、必ず事故直後に受診して診断書を書いてもらうことが肝要です。

骨折は完治するまでに時間がかかる

骨折は症状としては重いものは、入院が必要になるケースもあり、ギブスで固定されたり、車椅子を使うなど不自由な状態を強いられる結果となります。手術の有無によって、入院期間が左右されます。また、幸いにして症状が軽いケースであっても、松葉杖となったり、日常生活を送る上で、周囲の助けが必要になります。固定した側は、筋力が著しく低下しますので、ギブスが外れた以降ではリハビリが必要となります。この時点から、完全に回復するまで数ヶ月を要する場合もあります。入院期間中には、仕事が制限されるなど、治療費以外の損害も発生しますので、慰謝料の支払いが請求される場合があります。

打撲は時間の経過で重くなることも

次に交通事故で多いとされているのが打撲の症状です。全身のあらゆる箇所が対象となリ、外部からの強い力が加わることで腫れたり、痛みを感じるようになります。骨折を併発していなければ、様子をみるか腫れや痛みが酷いときは、外用薬を適用します。症状がひどくなると、内出血したり動作に支障をきたすケースもあります。交通事故の打撲は、想像以上に体にダメージを与えているケースがあり、時間が経過してから不具合が出て来るケースが少なくありません。事故当時に、なんでもなくても、必ず医師の診断を受けて、他に深刻なケガを負っていないかを診てもらうことが肝要です。

まとめ

交通事故の被害者となると、様々なケガを負うことになります。万が一の時のために、ケガの種類や特長を見てきました。代表的なむち打ち、骨折、打撲の特長や対処法を知ることができました。時間が経過してから、症状が重くなるケースがありますので、念のために医師の診断を受けることが望ましいと言えます。

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